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アークアンドトークアソシエイツ 今岡一哉 一級建築士事務所 東京都武蔵野市
プロッタDesignjet750Cのドライブベルト交換
2006年7月27日(木)
10年ほど前に知合いのCADセンター「アクティブ」の中村さんに譲っていただいたDesignJet750C
《写真上》のドライブベルトが劣化して、印刷中に停止するようになりました。
DesignJetのベルトは、材質によるものか使用頻度に関係なく約5年でだめになるようで、2000年にも日本HPの修理窓口へ電話して出張修理してもらっています。
ところが今回窓口に電話をしてみると、DesignJet750Cはすでに修理対象外。HPサービスオーダーセンターで部品は販売できるけれど、マニュアル配付や電話サポートは一切おこなわない、という鬼のような回答です。
確か、前回のベルト交換時には出張技術料と部品代などで10万円以上かかっています。あまりに高い見積りに、部品だけ売ってくれと頼んだのに当時はあっさり拒否されたような記憶が…。
そう考えれば不幸中の幸い、ベルト代7,140円ですむなら安い。と気をとりなおして自力で交換することにしました。
まずHPサービスオーダーセンターへTELしてドライブベルトの型番を確認し、FAXで注文用紙を送ってもらう。銀行振込で先払いし振込み控えを貼り付けた注文用紙を、HPサービスオーダーセンターへFAX。翌々日にはベルトだけが(本当になんの説明書もなく)小さい箱に入って届きました。
交換にあたって用意するものは、プロッタ備品の特殊ねじ用ドライバー、懐中電灯、はさみ、ねじをとっておくトレイ、雑巾、掃除機、できればエアダスターなど。
作業に入る前には、プロッタの前後左右にできるだけスペースをつくっておくこと(とくに左側はからだが入れるほうがよい)。
また左右のパネルは外してもケーブルがつながっているので、仮り置きできる高さ70cmくらいの台などを2つ用意しておきます。
型番は異なるもののベルト交換作業を写真入りで紹介してくれているホームページが複数あり、とても参考になります。けれどあくまでもドライブベルトの交換は自己責任です。ご自分で交換しようとするかたはくれぐれもお忘れなく。
おおまかな手順は以下のとおりです
・左右のパネルを外す(同時に半透明カバーと小さな部品が外れるので1人で作業しているときは注意)
・よく現状を観察し、できれば写真をとっておく(インクヘッドは左へ動かし、裏側が見える位置へ
《写真中》)
・古いドライブベルトを取外し(はさみで切断しました)
・よく掃除する(部品を傷つけないように)
・新しいドライブベルトを左ローラ、インクヘッド、右モータの順に取付け(左ローラは外側へスライドする機構になっており
《写真下》、簡単に取り付けられます。インクヘッドもよく形状をみて片側から順におしこんでいけばなんとかなります。
右モータは力づくではどうしても引っ掛けられなかったので、モータを取付けているねじを緩めて位置をずらし、まずベルトを通してからモータをもとの位置へもどしてねじを締め直しました。
以上朝9時からはじめて、なんとかベルト交換は成功。テスト出力やプロッタのまわりの大掃除が終わるとちょうどお昼でした。